昨日、雨の降る中、酒蔵めぐりツアーに同行させていただきました。こういう機会はめったにないので、声をかけてくれたグループリーダーさんに感謝します。
まず、このグループリーダーの考えは。
延岡の酒蔵メーカーと水郷をマッチさせ、ブランドイメージを確立させよう・・・というもの。観光産業の柱である「旅行客・観光業者・地域住民」がいまいち強いものになっていないため、今回、いろんな業界の方に参加してもらい酒文化が延岡を代表する観光産業になるように意見を出してもらおう・・・という考えだったようです。
今回の参加者は20名ほどでした。



バスに乗って「佐藤焼酎製造場」へ。



祝子町にある蔵の横を見ると、透き通った美しい水の流れる祝子川が私の目に映りました。この祝子川は数多くの神話が残されているようです。

代表取締役の水江社長です。ハスキーな声が魅力的な社長です。
皆様ご存知のニニギノミコトと木花開耶姫(このはなさくやひめ)が結婚し双子の赤ちゃんを産んだのは有名ですよね。(知ってましたか


)その双子の赤ちゃんは、「海幸彦・山幸彦」。実はこの「山幸彦」の呼び名は「ホオリノミコト」なんです

神の子の誕生を祝った神聖な川として知られているのが祝子川なんです。
そんな伝説の川の水を70m地下からくみ上げ、祝子川のほとりで育った「麦・米・芋・栗」を原材料として焼酎を造っているそうです。



蒸し⇒麹づくり⇒酒母(一次仕込み・発酵)⇒発酵(二次仕込み・発酵)⇒蒸留⇒貯蔵・熟成⇒瓶詰め・箱詰め
までの工程を見学させていただきました。

麹づくりです。
「麦・米・芋・栗」をブレンドしていきます。

酒母(一次仕込み・発酵)です。



発酵(二次仕込み・発酵)です。
黒っぽい麦は「黒麹(こうじ)」と言います。
この二次発酵では、子どものようにかわいがりながらいじめてあげるのだと言います。たくさんのストレスを与え、もっともっとがんばれ!と言ってるんだそう。
右の写真。ポコポコと発酵してるのが分かりますか?

蒸留します。
ここで、無色透明の焼酎となります。3分の1の量に減るそうです。
焼酎のカスは、肥料・飼料・飲料・燃料などの有効利用法が試行されています。ここで出たカスは、固形の方は川島の肥料センターで使われるそうです。液体の方は癌の抑制効果があるということで、健康飲料の成分となってるそうです。この栄養ドリンクを試飲させるといいのでは。
ここで豆知識ですが・・・
崇城大学教授の上岡教授の研究結果によりますと、シャーレで培養した人のがん細胞に、冷凍乾燥させた焼酎カスの上澄み液を投与したところ、投与しない場合と比べて、麦と米の焼酎カスにはガン細胞の増殖を9割を超える抑制効果があり、また、動物実験結果によると、副作用は認められなかったことも判明したそうです。



瓶詰め・箱詰めの作業部屋です。
従業員18名の中、女性職員は10名で、ほとんどがこの瓶詰め・箱詰めの作業をしています。
需要が増えれば雇用も増えるので、頑張っていただきたいです。



商品となった焼酎です。
県外の方への贈り物には、「蘭珠」がいいと以前聞いたことがありました。私の知り合いに、毎年王監督に「亮天」を贈ってる方がいます。たいへん喜ばれているそうです。


おしゃれな売り場は観光客を喜ばせてくれそう。


ミゼットが展示されていました。ミゼットのボンネットに「金ちゃん」のサインが。
観光客は?と質問すると、昨年5月のオープンからすると、1000名は来てるそうです。年末は200名ほど来たのだとか。
食べるとこが近くにあれば、地元の客も来るのでは・・・と思われます。
今回は試飲ができなかったのですが、試飲をしながら楽しむことができればもっと売り上げも伸びるだろうし、人が人を呼ぶと思われます。
しかし、ここの強みはなんといても「イケメン」の職員が多いこと。これだけで人は集まるはず。


980円の「亮天」を買いました。仲間と一緒に飲もう

さて、次は30分かけて行縢のひでじビールへ。

なんだか雨が激しくなってきました。


着きましたぁ。懐かしい

と思われる方も多いのではないでしょうか。昔、ここで焼肉が食べれましたよね。
曇ってて行縢山も隠れちゃいました。

ひでじの永野さんが説明してくれました。
ここでは、工場内は無菌的に作業をしてるということで中に入らずに説明を受けました。確かに、ビールは酵母などを扱いますからね。

ホップです。
4000年ほど前、エジプトで偶然に生まれたビール。それからエジプトでビールが一世風靡し、人々は長くビールを楽しみたいと思うように。たまたまホップを入れたら長持ちし、それからビールにホップを入れるようになったようです。
ホップは、花びらのようなものでした。麦が花開いたような。

私はこれは苦手なんですが(全部飲んだが)、モルトジュースというそうです。この試飲が大好評なんです。お代わりする方もいました。これは搾り出された麦の汁です。ビールの元。まだ、あったかい。そして甘い。

試験管の中には培地(菌を育てる栄養の入った寒天)が入っていて、酵母がたくさん育ってました。菌ですからね。
永野さんはその試験管を持ってます。分かりますか?
行縢の天然水を使い、仕込み、糖化し、ろ過して煮沸するまでの作業は1日ですが、酵母から発酵し寝かせるのに2ヶ月かかり、そして商品化されます。
ひでじでは、大手と違い酵母をそのままビンに詰めるため、10倍も手がかかり、しかも体に良い。ですから、すぐ冷蔵保存し、配送も冷蔵と細心の注意をはらいます。
永野さんは、最近のひでじは昔と違い味が良くなった!と自信を持ちます。ヨーロッパのお酒であるビールを、これまではヨーロッパの味に近づけることばかりを考えていたが、ある先生から注意を受け、工場の中をヨーロッパにし環境を変えることを頑張ったそうです。ヨーロッパの気候に近づけたということです。
工場内がヨーロッパなら、ドイツの曲などを流すといいですね。
それと、工場内の写真があると説明が分かりやすくなるのでは。
私が、飲む場所でも味が変わるのではないか?と質問をすると、
「ビールは旅をさせない」と言うが、気温が変わると味が全然変わってしまうのだそうです。また、ビンと樽で味が違うのはコーラでも分かるように、容量でもうまみが変わるそうです。
製造工程を考えても、本当は2000円くらいで売りたいぐらいだが、みなさまの家庭でも毎日は無理でも、頑張った自分へのご褒美として週末にでもひでじを飲んで欲しい・・・とおっしゃってました。

工場長の片伯部さんです。
前日、夜10時にマックスバリューで会いました。

のぼりざるフェスタで一緒にボランティアしたことがあります。頑張って欲しいです。

みなさん、飲んだことありますか?
きつね、もぐら、いのしし、むささび、そしてこの夏の新商品『太陽のラガー』の登場です。宮崎の夏の太陽をイメージしたひでじ夏の新酒だといいます。
今日は、お昼に生で飲ませていただきました。



七輪で、地鶏をはじめたくさんのお肉と野菜、そして欠かしてはならないおにぎりが出てきました。
これらを、「太陽のラガー」でいただきます。


ビールの写真を撮るの忘れたぁ。

おにぎりは4個食べました。

夏に向け、このような七輪メニューを計画しているようです。
最高のロケーションなので、絶対やって欲しい。みなさん、行ってみてください。損はしません。
ここでもでしたが、ろ過された後の甘いカスは、近くの牛に食べてもらってるそうです。「ひでじ牛」ですよね。多分、肉質がすごく良いはず。ブランドにすればいいのになぁ。数がないかな?
さて、お腹も心も頭も満たされ、千徳酒蔵へ出発。



明治36年創業の「千徳酒造」。当時は900坪の田んぼを埋めて工場を建てたそうです。
五ヶ瀬川の水と高千穂産の米を使ってます。実は私の叔父が高千穂でこの米を栽培してます。田丸社長と一緒に知事のとこへ表敬訪問したこともあるんですよ。



精米所です。昭和36年の機械だそうです。



精米です。小さくて丸いです。
お酒の種類によってお米の色も違います。


蒸した米は麹造り、酒母、もろみの仕込を行います。昔は


各部屋を通っていきます。外からは分かりませんが、中はとても広いです。各過程の写真がたくさん貼っていました。


製麹室です。分解機にかけ麹を48時間かけて作ります。この部屋は30〜35℃あるそうです。中では裸で作業するそうです。

酒母室(しゅぼしつ)です。
朝の5〜6時ごろの空気の一番きれいなときに作業を行います。ここでは米のデンプンを糖化していきます。



焼酎は二段階ですが、三段階に分けて仕込みをしていきます。
酵母をゆっくりと増やします。
段仕込みの時に酒造りの唄を歌ってたそうです。せっかくだから、その曲を流して雰囲気づくりをするといいのですが。
また、ここで試飲ができると絶対良い!



このアコーディオンのような機械で絞ります。

30〜40日かけて発酵させます。
このタンクには6000本分の焼酎が入ります。
タンクに年月日が書いてますが、税務署が検定をきちんとしましたという印だそうです。なんで税務署かといいますと、昔、作ったお酒に対して税金がかかっていたからだそうです。38.8%は国が酒税で賄っていたそうです。現在は1で12円50銭です。焼酎やビールの方が高いでしょうね。

瓶詰めする機械です。



「はなかぐら館」では地場産品コーナーも。千徳のグッズや、のぼりざるも!せっかくだから、賞をとった酒の紹介や、お酒とあう料理の紹介があるとおもしろいと思います。
私、千徳のお酒入れ(500円)を買っちゃいました。



試飲もさせていただきました。やっぱり、試飲させてもらうだけで売り上げが伸びるはずです。みんな買ってました。
私も買っちゃいました。夫と飲もうかな。

商業観光課の野々下課長が「竹のマイ箸」を買うと、みんな興味を示し買ってました。



左から明治36年の頃の千徳。
真ん中は昭和20年代に震災にあう前の千徳。
右はみなさんの記憶に新しい千徳です。
写真を飾ると歴史が分かっていいですね。
現在、日本全国でのお酒の消費率は一番飲まれていた時より40%に減ってるそうです。
ぜひ、延岡人なら地元にこだわって地元のお酒を飲んで欲しいです。
最後、駅横の「のべおか観光・物産ステーション」へ。



みなさん、ご存知でしたか?
知らない人が多いように感じます。これを読んでくれたかたは、行ってみてください。延岡のおみやげは見つかるはずですよ。

店長の岸上和男さんが説明してくれました。
ここは、秋に法人化するそうです。狙いは「お酒コーナー」。法人化してないとお酒が売れないそうです。


「地酒コーナー」と「畳堤サブレ」



「稲田製茶」「のぼりざる・祝子焼」「おだいっさんキーホルダー」


今一番売れてる、「愛宕山Love Love kye

」です。
ひむかラブラブ

プロジェクトにより誕生したこのキー、これ、びっくりしたんですが、誰の発案だと思いますか?なんと、私たちの団長の後藤哲朗議員の発案なんですって。私は知っている。いつかみなさんに公表しなくては・・・と思ってました。
後藤さんが「ラブラブ・・・

」 やら・・・

笑うなぁ

ゴールドとシルバーの2種類あって、910円(9と10でキューピット

)で販売してました。
さあ、今日の工程終わり

バスで集合場所だった中小企業センターへ向かってる時に、虎屋の社長に、「あ〜、虎屋でソフトクリーム買いたかったぁ〜

」って言うと、バスがなぜか

虎屋へ。


やったぁ。社長がくれた





破れ饅頭の100個入りにはうけたなぁ。

発想がすごいなぁ。さすが

虎屋で、「てくてく宮崎」という本を見つけました。おもしろそう。上田社長が登場するらしい。楽しみ。

最後は、全員で集合し、感想を言い合いました。
上田社長が言ってましたが、研修会はこの見学の後が本当は大事。
これから本当だったら2時間でも時間をつくってみんなで意見を出し合わないといけない。見えない努力をしてる方はたくさんいるが、そのことを話してあげる人がいるんだ・・・。
確かに。
私が感じたのは、説明の中でお酒の名前の由来が分かるといいと思いました。例えば、「亮天」や「銀の水」、「もぐら」「むささび」、「はなかぐら」「向洋」など。ひでじでは説明があったような・・・。
あと、バスの中から雰囲気づくりを。
延岡にちなんだ曲、例えば「五ヶ瀬の流れに」や「畳提の唄」、「ばんば踊り」や「延岡市歌」など。
私は、今回の研修をとおして思ったのは、これからは動いて人とのつながりを持って、アイデアを出し合い、形にしていかないといけないということ。お酒とお菓子や加工品、野菜や魚や果物、そして伝統工芸品など、結びつける方法はたくさんあると思う。すべてを歴史とからめるともっとおもしろくなるだろうし、延岡に人たちがこれらのことを知り、実際見て、食べ、いろんな人に語っていかないといけないと思います。
私がブログになが〜く書き記しているのもこんな気持ちからです。
みなさんで、まず体験し、そして子どもたち、家族、県外にいる友達などに話してあげてください。観光客や出張で来た人などに、たくさんの延岡を話せるようになりたいですね。
一緒に、延岡を楽しみましょう。
今日から読んでくれたみなさんと一緒にスタート